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未解決の「世田谷事件」の遺族である著者によるグリーフケアについてを語ったエッセイ。悲しみという個人的体験を、よくある被害者像という物語に落とし込まれないために、悲しみに蓋をしないために、「語りは、ときに滞り、ときに濁り、ときに翳る。」と言いながら入江さんは語ります。
帯にある平野啓一郎さんの言葉、『繊細な、こわれものとしての「悲しみ」を、粗略に扱われない社会のために、静かに読まれるべき一冊。』にも深く頷きます。
四六判 / 288p / ソフトカバー
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