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宮本常一 | 私の日本地図8 沖縄

2,420円

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復帰前の沖縄を訪れた民俗学者、宮本常一氏による沖縄滞在記録。原書は1970年刊行、豊富な写真も魅力です。 四方を海に囲まれた沖縄にあって、さらに離島を多く訪れた宮本氏が見た海と生きる人々の生活がありのまま、多くの写真とともに掲載されています。宮本氏は内地から来た身として沖縄にどう寄り添えるのか、沖縄島と離島がこれからどう変わっていくのかを案じながら平和を祈り、島の生活者の平穏を願います。それらの言葉は民俗学者の大先生が発する大きな声ではなく、一個人として感じたことをささやくように語っているのが印象的です。 訪れた島の中には「本と商い ある日、」がある浜比嘉島も含まれています。まだうるま市はなく、沖縄島と離島を結ぶ橋もかかっていなかった頃、多くが村だったこの周辺で今も当時の面影を多く残す島ですが、宮本氏が懸念したように人口は減り続け、島離れが止まりません。本書のなかで投げかけられることは良くも悪くもその多くが今へ繋がっているのを感じます。変わることと変わらないもの、どちらもあるなかで今を生きる私たちは何を受け取りどう活かすのか。この本は静かに問うています。 B6判並製 / 302p / ソフトカバー *新装版ながら既に在庫は少ないとのこと。今回返品分を数冊分けていただけました。気になる方はどうぞお早めに◯

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