1929年岡山に生まれ、レントゲン技師をしながら絵を描き続け、晩年は「セツロー」さんの愛称で親しまれた小野節郎さん(1929-2017)による随筆集。
子どもの頃の出来事や海軍時代のこと、家族や友人とのさりげないエピソードを綴っています。味わい深い挿絵が、思い出の詰まった一冊を静かに引き立てます。本としての愛らしい大きさにもセツローさんの人柄を感じるようです◯
160mm x 113mm / 176p / ハードカバー
<目次>
今治駅のシグナル
月夜茸はうまかった
僕の車は菊の紋がついている
饅頭は害虫
味噌なめ地蔵
鯰
鮒めし
真紅の石
空を飛んだ!
引っ越し
澄子叔母
縁
機雷
水葬
「これは団子です」
鮎
漆
三人の叔父と祖父
倉