SOLD OUT
『乙女の密告』での第143回芥川賞受賞からほどなくした2017年に早逝した作家・赤染晶子さんによる初エッセイ集『じゃむパンの日』。
デビュー後から文芸誌や新聞に寄稿されていた全55篇に加えて、岸本佐知子さんとの「交換日記」も併録されています。
独自の目線と淡々とした語り口は、読んでいてなんとも心地よいです。油断しているとフッと笑ってしまうあたたかなユーモアも◯とにもかくにも数編読んでいただけたらきっと止まらなくなるでしょう。
178mm×128mm / 208p / 無線綴じ
【プロフィール】
赤染晶子 |あかぞめ あきこ
1974年京都府生まれ。京都外国語大学卒業後、北海道大学大学院博士課程中退。2004年「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞。2010年、外国語大学を舞台に「アンネの日記」を題材にしたスピーチコンテストをめぐる「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞。著書に『うつつ うつら』『乙女の密告』『WANTED!! かい人 21 面相』がある。2017 年急性肺炎により永眠。エッセイの名手としても知られ、本書が初のエッセイ集となる。