差別はいつも、多数派には見えない。切り取り方や視点ひとつで、無意識な言葉でわたしやあなたも差別をしている側になっているかもしれない。そうならないために、何度も読み直したい一冊です。
【目次】
プロローグ――差別が見えますか
I 善良な差別主義者の誕生
1章 立ち位置が変われば風景も変わる
2章 私たちが立つ場所はひとつではない
3章 鳥には鳥かごが見えない
II 差別はいかにして不可視化されるのか
4章 笑って済ませるべきではない理由
5章 公正な差別は存在するか
6章 排除される人々
7章 「私の視界に入らないでほしい」
III 差別と向き合う私たちの姿勢
8章 平等は変化への不安の先にある
9章 すべての人のための平等
10章 差別禁止法について
エピローグ
訳者あとがき
解説 韓国における差別禁止の制度化とそのダイナミズム(金美珍)
参考文献
四六判 / 256p / ソフトカバー