奈良の東吉野村で自宅兼・人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」を主宰する青木真兵さんによる一冊。
資本主義のなか、まっとうに生きていくにはどうすればいいのかーー土着の知性の可能性を探り、実践知を得ようとする記録が著者と同年代の研究者たちとの対談を中心にまとめられています。
社会の中における「アジール=避難所」の役割とは。
*ある日、限定特典冊子「それぞれのみちしるべ」(青木真兵、青木海青子、柿内正午)付!
四六判 / 256p / ソフトカバー
<目次>
「闘う」ために逃げるのだ──二つの原理を取り戻す
対話1 逃げ延びるという選択 栢木清吾×青木真兵×青木海青子
対話2 これからの「働く」を考える 百木漠×青木真兵
「最強」とはなにか──山村で自宅を開くこと
対話3 「スマート」と闘う 藤原辰史×青木真兵
対話4 土着の楽観主義 竹端寛×青木真兵
手づくりのアジール──「自分のために」生きていく
対話5 生活と研究 磯野真穂×青木真兵
対話6 ぼくらのVita Activa――マルクス・アーレント・網野善彦 百木漠×青木真兵
山村デモクラシーII
晶文社 刊行