ライター / アクティビストの佐久間裕美子さんが幼少期からの自分自身を振り返りながら、そこにあったアクティビティの種を私たちに手渡すように書かれた一冊。「知りたいを、どこまでも。みんなの研究」シリーズということで、小中高生の小さなお友だちに宛てた語り口はやわらかくてとても前向きです。
生きるとは政治的なこと(または個人的なことは政治的なこと)ーー私たちは生きているだけですでに政治に参加しているのです。わたしやあなたという個人が集まってできている社会で必ずできることがあります。アクションにはこうしなければいけない、という答えはないですが、どういう手段があるのかを知ることは大切です。本書はそう言う意味で多くのヒントを大人たちにも与えてくれます。
210mmm×150mm / 207p / ソフトカバー
偕成社 刊行