海や川に漂着する陶片を採集し、それを創造の種として作品を発表するアートユニットguse arsによる一冊。
本冊子には、一つの陶片から抽出した模様からパターンを再構築し、タイルに転写、さらにそのタイルを割った欠片の模様をパターンにと、永遠に続くサイクルを擬似的に繰り返すことで、欠片の子孫と未来の模様を生み出す実験的プロジェクトの内容が収録されています。本文には、経年変化しやすい紙を使用し、長い時を経てきたような本に育っていきます。
148mm×148mm / 56p / オフセット印刷 / 無線綴じ /. 初版250部
【プロフィール】
guse ars|グセアルス
東京を拠点に活動する村橋貴博・岩瀬敬美による2人組のアートプロジェクトです。
海や川に漂着する陶片を採集し、それを創造の種として作品発表、アートワークの提供、デザイン制作などを行っています。
ユニット名は、人の行為によって生まれる「癖」、筆ぐせ、寝ぐせ、口ぐせ・・・
からとった言葉 “guse” と芸術、技術、手仕事などの意味をもつラテン語の “ars” を組み合わせた造語です。